第1回お笑い福祉士全国の会研修交流会

2019年6月22日に、兵庫県淡路島の『休暇村南淡路』で、第1回お笑い福祉士全国の会研修交流会が開かれました。お笑い福祉士同士の交流会は、2012年の徳島を皮切りに、大阪、姫路、高松、和歌山などで全6回おこなわれましたが、今回は技を磨くための研修の意味合いを強くするため、研修交流会と名を変えて開かれました。リポートは、宝家千壽さんです。

徳島の宝家千壽(たからやせんじゅ)です。淡路島での研修交流会も無事終了しました。午後に研修会、夜は交流会の2部構成。正午の集合でしたが、みなさん早くに到着。準備もスムーズに運びました。

では、司会も務めた私が、まずは、研修会の様子からご紹介します。

第1部 研修会

13時からスタート。始めに、4月からのお笑い福祉士養成講座の八王子教室の講師、笑福亭里光師匠の紹介を、學光師匠から。

続いて、おふたりで寄席太鼓の東西(東京と上方)の違いを実演して教えていただきました。研修会の前半は、両師匠による落語。里光師匠は『木津の勘助』。學光師匠は『試し酒』。お笑い福祉士養成講座のエピソードを枕に笑わせてくれました。やはり、プロは違います。ボランティアで来ていただき、感謝感謝です。

落語のあとは、各地区の参加者紹介。左上が徳島、右上が高松のメンバー。

左上から、姫路メンバー、姫路ののりごろうさん、和歌山のメンバー。

大阪のメンバーがずらり。

左上と中は大阪メンバー。右上は、サポーターのどっこい三味線さん。

 

とにかく、大人数の大阪メンバーの口演にハラハラ。。。(予定時間過ぎてるしぃ:汗)しましたが、なんとかセーフ。全体会に突入です(ホッ)

全体会では、手遊び、クイズ、折り紙パフォーマンス、腹話術、手品、南京玉すだれのエキスパートが、各地区の代表として演技を披露。参加者はその演技を観て、自分の芸に役立てることを目的としていますので、みなさん真剣です(笑)私もいくつか、次のボランティアで使わせてもらおうと思ったネタをメモメモ。自分たちの芸を惜しげもなく披露し、真似していいよと寛大なのは、お笑い福祉士ぐらいでしょう。ありがたいことです。

 

質問コーナーでは、素朴な疑問から個人的なことまで、ていねいに答えてくださった演技者のみなさん、ありがとうございました。最後に、総会で会計報告と今後の会の方向性を確認して終了しました。

第2部 交流会

18時からは、交流会の開始です。司会は、マジシャンの白髪亭眠眠さんです。學光師匠の音頭で乾杯をして、「お刺身おいしーいっっ」と言っている暇はなく。。。

早速、始まり始まり〜〜!!

徳島の女性メンバー5人による「相撲ダンス」。手作りの化粧回しに、関取の着ぐるみで華麗?に踊る踊る。最後に、行司のおまけさんを丸裸にして、風より重く去って行きました(笑)

次に、大阪メンバーでの「ひょっとこ踊り」。先の徳島メンバーがあまりにも強烈すぎてやりくかったと。でも、ハイサイおじさんの曲は、みなさんノリノリでした。

3番手は、徳島の遊々さん。お得意の川柳漫談&手品披露。実体験を練り込んだ川柳ですので、観客のみなさんも苦笑い。納得の自虐ネタです。

 

お次は、大阪の桜笛さんによるウクレレ弾き語り。法被のぶぶさんもお手伝いです。宴会でのウクレレもなかなかいいものです。次回は、ウクレレ演奏&フラダンスを観てみたいです。

千壽は、衣裳替えのため、実際に観ていなかったのですが、ここで急きょ、飛び入りコーナー。姫路の鰯家吉光さん(写真左)が、里光師匠に柔道の技をかけていたそうです。

 

そして、徳島のジンジャーエールさんによる「おてもやん」登場の予定でしたが、まさかの化粧が間に合わず(笑)、先に、姫路のどらの介さんと、はるばる仙台から駆けつけてくれたさくらんぼさんの「どじょうすくい」(写真右)。それぞれの個性が出た踊りでした。

盛り上がる中、京都から、千壽奴と冷奴(めいこさん)が到着し(笑)、みなさんにお酌にまわりました。この芸者乱入中に、ジンジャーエールさんの「おてもやん」(写真中)えっ?誰?誰?なくらいにすっかり女性になりきっていたジンジャーエールさんでした。

ちなみに、写真右は、里光師匠と記念撮影する私(千壽奴)。

高松メンバー5人は、浴衣手ぬぐい姿で「芸者ワルツ」を披露。あわや下ネタか?というスレスレで終わりました。ちなみに、写真中は、司会の眠眠さんと洋々さん。右は、愛どるさんに何かを教える洋々さん。

多くのツワモノ芸を見せられ、もうやめますわと臆してた、和歌山のなすさん(写真左)は、落語「寿限無」を披露。さすがのうまさで、みなさん感心しきり。また、演っていただきたいです。

 

お笑い福祉士サポーターのどっこい三味線(篠山さんと浅井さん)は、今回も研修交流会に参加していただきました。芸者の踊りには、祇園小唄を。(写真がなくてごめんなさい)

 

そして、なんと康楽代表の「社交ダンス」にも、三味線で踊れる曲をとの無茶振りにも応えてくださり、交流会で一番ウケておりました。何だか、宴会場が一瞬ダンスホールになっていました。

今回も大盛況な交流会、自分の芸を披露したくてたまらなかったみなさん、次回(があるのかどうかわかりませんが)楽しみにしています。

今回の研修会・交流会とも、お笑い福祉士の多くのみなさんのおかげで、楽しくて有意義な会になりました。また、個々での交流で、新たなつながりができたような気がします。ご協力、本当にありがとうございました。また、お会いしましょう。

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